赤レンガ建物とは
醸造で有名な愛知県半田市にある赤レンガ建物は1898年にカブトビールの製造工場として誕生しました。明治時代に建てられたレンガ建造物としては日本で5本の指に入る規模を誇ります。レンガ造りのビール工場の遺構は現存数が極めて少ないため貴重な建物です。
第二次世界大戦中ひは中島飛行機製作所の衣糧倉庫となり、戦後は日本食品化工のコーンスターチ工場の一部として使用されていました。
赤レンガ建物の北側には機銃掃射痕が残っており、歴史を感じることができます。
現在は登録有形文化財となり半田市が所有しおり、2015年に観光施設としてリニューアルオープンしました。
赤レンガ建物内には常設展示室やカフェ&ビアホール、ショップがあります。
赤レンガ建物の場所は
愛知県半田市の榎下町に所在しています。
半田赤レンガ建物の最寄り駅は名鉄河和線の住吉町駅です。名鉄名古屋駅から乗り換えなしで30分ちょっとです。住友町駅から赤レンガ建物までは徒歩5分ほど。
少しかかりますがJR武豊線の半田駅からも徒歩で行くことができます。15分ほどです。
車でお越しの人は半田中央インターで降りて10分ほど。赤レンガ建物の駐車場は隣接のナゴヤハウジングセンター半田会場と共用となっています。
赤レンガ建物展示室
赤レンガ建物には常設展示室と企画展示室があります。
常設展示室では赤レンガ建物やカブトビール誕生の歴史を模型・映像・当時の写真などで紹介しています。
影響時間は9:00~17:00で、入場料は以下の通りです。
大人(高校生以上) | 中学生以下 | |
個人 | 200円 | 無料 |
団体(20名以上) | 160円 | 無料 |
毎日二回、10:00~と14:00~常設展示室ガイドツアーが開かれ参加は無料となっています。(入場料はかかります。)
残念ながら現在は新型コロナ感染拡大防止のためガイドツアーは行っておりません。(2020/7/18現在)
企画展示室はイベントの際に使用されます。こちらは入場料はかかりません。
パリ万博博覧会で金賞受賞のカブトビールが飲める!
カブトビールは本格的ドイツビールです。ドイツ製の設備と麦、ホップを使用し、ドイツ人技術者の技術提供によって生産されたカブトビールは1900年パリ万博博覧会において金賞を受賞しました。
そのビールが赤レンガ建物内のカフェ&ビアホールで飲むことができます。営業時間は10:00~21:00でラストオーダーは20:30です。
カフェ&ビアホールのメニューは以下です。
カブトビールは明治と大正の二種類の味があります。
明治カブトビール
- アルコール7%
- ホップが現在の2倍(苦味の強いビール)
- 麦汁糖度が高く、赤褐色をしていた
- 炭酸が現在のビールよりも少ない、本格ドイツビール(赤ビール)でワインに近い味わいのビール
大正カブトビール
- アルコール5%
- 淡帯褐色透明(淡い琥珀色)
- 麦汁糖度が高く、芳醇な香味(麦の味わいが香ばしく、古き良き時代を思わせるクラシックラガー)
私は赤レンガ建物に二回行っており、ランチに赤レンガカレー、ディナーにハンバーグ、明治カブトビールをいただきました。
ハンバーグの価格は1000円です。ライスは別でメニューにないのでご注意を。ライスは100円です。
カフェ&ビアホールは雰囲気がよく、ピアノのBGMに癒されます。
お土産にカブトビール
赤レンガ建物にはショップがあり、瓶入りカブトビールやカブトビールグッズのほか、半田・知多半島の名産品を販売しています。営業時間は10:00~17:00です。
明治、大正カブトビール2本(330ml×2本)とビールグラスがセットになったものが人気のようです。価格は2000円です。
夏にはBBQビアガーデンが開催
2020/7/22(水)からはビアガーデンが催されます。時間は17:00~21:00(20:30ラストオーダー)です。
BBQセット(一人前) | 2700円 |
カブトビール飲み放題セット | 1800円 |
ソフトドリンク飲み放題セット | 500円 |
9月末まで開催されますが、開催日はとびとびとなっているのでご注意を。詳しくはホームページをアクセスです。
また、7/26からはワークショップも開催される予定です。
赤レンガ建物はアクセスが良く雰囲気が良い場所なので、機会があれば行ってみてください。
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